巨大胚芽米

搗精するときに胚(胚芽)は、そのまま糠と一緒に廃棄されていた。また胚芽は離脱しやすく、精米歩合を高めるほど離脱してしまうため、胚芽米にするには特別な胚芽精米という方法が使われている。近年の健康志向もあり米の胚芽に含まれる豊富なビタミンE、肥満防止、抗動脈硬化、コレステロール増加抑制効果等が注目され、胚芽を離脱させずに搗精した胚芽米として流通している。

 

近年新たな研究結果として、玄米を水につけると特に胚の部分でGABAが多量に蓄積されるということが発見された。GABAとは、「γ(ガンマ)- アミノ酪酸」という、ほ乳類の脳や脊髄に存在する神経伝達物質のこと指す。脳内の血流を活発にして酸素供給量を増やしたり、脳細胞の代謝機能を高めたりするなどの効果で関心が高まっている。このGABA は、グルタミン酸脱炭酸酵素の作用によりグルタミン酸が脱炭酸されて生成され、胚芽内に高濃度で蓄積されることとなる。

 

このような胚芽の力を高めようとして誕生したのが、巨大胚米で通常の米よりも胚芽が著しく大きい。その胚芽の大きさは通常の米の2~4倍となっている。胚芽米として主食用米とするほか、健康食品の加工原材料として注目されている。ただ当初開発された巨大胚米「はいみのり」は苗立ちが不安定なうえ、白葉枯病、縞葉枯病抵抗性が弱く、脱粒しやすいことなどにより栽培が難しかった。また胚芽は離脱しやすいため、胚芽米として利用するには、精米歩合を低くする必要があった。そこで近年は品種改良が進められ、栽培やすく胚芽残存率の高い品種「はいいぶき」等が開発されている。

 

品種例)はいみのり はいいぶき カミアカリ ゆきのめぐみ めばえもち

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