蛋白質変異米

玄米の構成のうち蛋白質の占める割合は6~8%がとなっている。そしてこの蛋白質にはリジンを除いた必須アミノ酸が全て含まれており、蛋白質摂取食品として非常に優れている。しかし蛋白質の含有率が高いと炊飯米の粘りが弱まり、食味が低下してしまう。そのため品種改良においては、蛋白質含有比率を下げることが目標のひとつとなってきた。

 

 ①低グルテリン米

蛋白質には消化しやすい「グルテリン」と消化しにくい「プロラミン」がある。品種改良を進めるなかで誕生した「グルテリン」の割合を減らした米は、消化されずに排出される量が多い分だけ、体が摂取する蛋白質量が少なくなる。そのため実質的には低蛋白米となり、蛋白質の摂取が制限される腎不全患者の病態食として利用が進められている。

品種例)春陽 LGC-ソフト ゆめかなえ エルジーシーワン

 

②高蛋白米

蛋白質含有率が高いと粘りが弱まるが、含有率が高い方が栄養面で利点として歓迎されることもある。西アフリカ稲作開発機構(現アフリカ稲センター)では在来米よりも蛋白質含有率が2%高いネリカを開発した。アフリカ稲センター等では発展途上国向けとして、高蛋白化による米の栄養価の向上を目標としている。

品種例)ネリカ

 

③低アレルゲン米

食品が原因で起こるアレルギーとしては大豆、鶏卵、乳などが有名であり、それと同様に米の蛋白質に対してアレルギー症状を示す人もいる。そこで米アレルギーの原因となる蛋白質を減少させた品種の開発が進められている。そのなかには、特定のアレルゲンのみを減らした品種もあり、米の主要なアレルゲンといわれる16kDaグロブリン含量が、一般のイネ品種の半分以下の「フラワーホープ(LA-1)」等が開発されている。

品種例)フラワーホープ(LA-1) ゆきひかり 家族だんらん

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