

「食糧自給率」って言葉、知っていますか?
簡単に言えば、「自分の国で消費する食料が、どのくらい国内の農業で作れるか」という割合です。
日本は、この食糧自給率が約40%で、なんと主な先進国の中で最低です。
アメリカやフランスは100%以上、ドイツやイギリスも70%以上を国内でまかなっています。
日本で作れなければ外国から買えばいいと思うかもしれませんが、世界の人口は増え続けており、現在でも食料が足りないくらいです。
気候変動や戦争など、何かの理由で海外から輸入している食料がストップしたら、日本人はいったい何を食べればいいのでしょう?
■主な先進国の食糧自給率 (2003年 農林水産省試算)


農業やってる人は、なんだかお年寄りが多いような気がしませんか。
それもそのはず、日本の農家の6割が65歳以上です。
サラリーマンならとっくに引退している年齢の人たちが、農業では中心になっているのです。
農業を主な仕事にしている人は年々減少して、平成19年には321万人と、全人口のわずか2.5%ほどになりました。
しかも、その大半がお年寄りですから、10年後、20年後の日本の農業が心配です。
耕す人がいなくなったために、放置された田畑(耕作放棄地)もどんどん増えてきて、現在、奈良県と同じくらいの農地が利用されていません。
農地はいったん使われなくなると元に戻すのは大変です。
先人たちが苦労してつくりあげてきた田畑が荒れ地に戻ってしまうのは残念ですね。
■ 農業従事者の年齢構成 (2005年 農業センサスより) ←円グラフで


大豆や小麦が急に高くなって大騒ぎしたり、農薬などで汚染された外国産食品の事件をよく聞くようになりました。
毎日の食卓に上るものは、安全でなるべく安い方が望ましいのですが、多くの食料を海外に頼っている現在の日本では、それも難しくなっています。
日本の食品に対する安全基準は極めて高いレベルですが、国によってはチェックの甘いところもあります。
日本で禁止されている農薬が使われていたり、危険な食品の輸出が見逃されていたりします。
これでは、安心して外国産の食品を食べることはできませんね。








