Archive for 3月, 2010
最近雨ばかりで、畑のコンディションは最悪です。

これは神垣の畑です。(ハウスのフィルムを外し、雨ざらしで除塩中)
除塩?って。
被覆環境下での水分移動は、下から上なので砂漠のようなもの。
そこに肥料や堆肥が施される(私はほんの少しですが)と野菜が吸収しなかった残肥が表層土壌に集積されるのです。
肥料濃度(塩類)が上がり過ぎると、灌水が少ないと生育障害をおこす事もあり厄介です。
肥料の吸収パターンの違う野菜をローテーションしたり、トウモロコシ(肥料喰い)を作って有機化したりしてるので、5年間のフィルム展張も問題ありません。
しかし、やはり雨にたっぷりあてることで微生物、肥料成分バランスがニュートラルに戻り、こちらの采配がふるい易くなりますので重要なことです。
逆に、高糖度トマト(フルーツトマト)は、塩類が多いと浸透圧の関係で根からの水分吸収が阻害されるので、実がしっかりして甘いものが収穫できます。
いわゆる水分ストレスがかかっているのです。
欠点は収量が落ちること、点滴灌漑施設や水耕栽培施設等の投資がかさむのが難点、これがフルーツトマトの高い理由です!
海岸近くの塩類濃度の高い地域での栽培。
水耕栽培トマトでは、培養液の肥料濃度を高めて水を吸えなくする。
ハウスでの超節水栽培(外や地下からの水の浸入もさせない)等
濃厚で甘いフルーツトマトは評価されやすいので、新規参入農家さんで成功例が多いように思います。
夏ほど湿度も高くなく、生育適温の4月5月に、高糖度トマトは多く出まわります。
ただし太陽光線が少し足りないので、吸収した肥料を消化しきれず、硝酸性窒素は残りやすいのでは!
この点では6月以降がやはりトマトの旬と言えると思います。
高温になってくると、そんなに糖分を蓄えてばかりとはいかず、樹体の消耗も多いので、甘さはそこそこでフルーツトマトに仕上げるのは難しいです。
私の農園のトマトは、甘さそこそこ酸味とのバランスが良いもの、硝酸性窒素の残らない6月~8月上旬の収穫のみとしています
そろそろパイプハウス(ビニールハウス)に被覆資材を展張して、夏野菜の準備に掛らねばならない。
去年で減価償却も終わったので、少しだけ骨組みをグレードアップすることにした。

天井部分の固定具をグレードアップする。出費3万円代

今までのトップ固定具では、フィルムが突起部分で穴開きしたり、裂けたりした。
4年目、5年目は補修テープを張り、ごまかしごまかし延長使用(本来、3年展張フィルムなので3年で交換するもの)
5年間フィルムを張りっぱなしでも、土壌病害も出ないし、まず張り替えが面倒、エコでないから延長使用している。
更に、本日最強のバージョンアップ部材を取り付けた。

その名は「タンテンソー」と言う。所謂、開閉式の天窓だ。
夏場のハウスは、横も妻面も開けっ放しだが、相当に熱気がこもる。
当然ながら、天井部分からの換気が一番効果あり、早く付けたかった部材。
このたび、やっとフィルムの張り替えに併せて取り付けることが出来る。
1個2万円×今回6個で12万円なり・・・
展張するフィルム代やサイドのフィルム、防虫網を合わせると30万円の出費・・・・痛い↓
しかし、このハウスのお陰で風雨や病虫害から守られるので安心して夏野菜を栽培出来ます。
本日の午後に、小ハウス2棟分の固定具交換、その他の弛み直し、タンテンソー4つ取り付けをする予定で、ブロッコリーは無人市。
一時中断してお米のお客さんに対応して、さあ作業に戻ろうとした時、M父さんが自転車でご来店された。
直売所で立ち話、お客さんがお金を代金箱でなく手渡しするのでので喋っていると・・・・
その間にM父さんがGさんに電話してた様で、お客さんが帰った後に
「Gさん来るって」の一言・・・・・・あっちゃー
かくして今日も、作業が大脱線したのである。
明日も無人市で、ハウスのメンテナンス・・明日こそ頑張ろう!

「ブログ見てるわよ」のお客様と談笑(長い・・)するM父&G駄さん
「西宮 野菜」と検索したら「西宮野菜」なるもののニュースを発見!
素晴らしい取り組みなので、ご紹介します。
以下コピペ****************************************
2010年1月29日
「西宮野菜」勝負の春 住宅地で有機農法 青果店などタッグ 宅配好評
兵庫県西宮市の住宅地で、有機農法にこだわったブランド野菜作りがスタートし、宅配を受ける会員に評判を呼んでいる。市内の青果店など3社がタッグを組み、地元の乗馬クラブも協力、馬糞(ばふん)を用いた堆肥(たいひ)を使った健康志向の作物を、毎朝新鮮な牛乳とともに家庭に配達。3社は、農業とは縁遠いイメージの地で、「西宮野菜」のブランド定着を目指している。
発起人は、JR西宮駅近くにある東地方卸売市場で青果店やカフェを営む「アローツリー」代表の八木清貴さん(33)。平成17年に創業後、市場から野菜を仕入れるだけでなく、自分たちで栽培、販売できないかと考え、西宮市内の牛乳配達会社や大阪市天王寺区の農業資材販売会社の経営者と手を結び、実現へ動き出した。
昨年9月、西宮市中部の鷲林寺(じゅうりんじ)町の畑約千平方メートルを借り上げ、タマネギ、ニンジン、大根、白菜、ホウレンソウ、水菜、イタリアンパセリの7種の栽培を開始。農薬や化学肥料は一切使わず、カニの甲羅などからとれ、植物の免疫力を高める効果がある成分「キトサン」を散布。近所の「西宮甲山乗馬クラブ」の協力も得て、馬糞を混ぜた堆肥を使い、完全無農薬にこだわっている。
12月以降、まずホウレンソウの出荷がスタート。毎朝10台のトラックが西宮、尼崎、川西、神戸の各市をめぐり、牛乳とともに登録会員に届けている。現在の会員数は十数人だが、市場を通さず低価格に抑えられることもあって好評で、増加傾向。春には約200キロの野菜が収穫できる見通しだ。
兵庫県農産園芸課によると、兵庫のブランド野菜は淡路島のタマネギやレタス、丹波グリなどが有名だが、阪神間にはほとんどないのが実情。「農協が推進するブランド野菜作りは県内でも盛んだが、住宅地で、独自にブランド野菜を作るという取り組みは初めてではないか」という。
八木さんは「野菜に付加価値を付け、アイデア次第で農業はもっとおもしろくなる。いつか『あの西宮野菜』と言われるよう、全国に広めていきたい」と意気込んでいる。
阪神地区を中心に現在も会員を募集中。問い合わせは、配達担当のデミックコールセンター(フリーダイヤル0120・366・039)へ。
【写真説明】“西宮ブランド”の野菜を収穫する八木清貴さん(右)=兵庫県西宮市(岡野祐己撮影)



