収穫後の稲の株

# 深呼吸、藁のかおり、秋の青空

すっかり季節は移ろい、毎日通る田んぼも秋の装いです。

季節もすっかり移り変わって、毎日通る田んぼは、刈り取られた稲の株のから、若々しい緑の葉が再び空に向かって伸びています。

黄金色の実りの時期に比べ、収穫後の田んぼの写真は少しさみしいかもしれません。
でも、収穫後の田んぼには、写真には写らない魅力があります。
それは藁のかおりです。

乾いた香ばしい藁のかおりと土のかおりと澄んだ空気が田んぼ一面をフレッシュなかおりで包んでいます。雲ひとつない秋晴れの青空の下、田んぼの前で何度も深呼吸してしまいます。

レポート:ひつじ

畑のナス

# 夏はビール、秋は日本酒。茄子で楽しむ乾杯

焼きナス

夏野菜としても秋の風物詩としても茄子は有名ですよね。
獲れる時期で変わる美味しさを楽しめる茄子はお酒のお供にも最高です。

夏、キンキンに冷えたビールのお供には「茄子と豚肉の味噌炒め」。
甘辛い味噌ととろとろの茄子は、ビールを呼ぶ味。思わず「ぷはーっ」と声が出ちゃいます。

レンジで加熱した茄子を叩いて、めんつゆとごま油で和えて冷蔵庫で冷やした「たたき茄子のごま和え」は真夏の暑さを冷ましてくれる秒速おつまみです。

涼しくなった秋、ちびちび楽しむ日本酒のお供には、茄子本来の甘みを楽しむ「焼き茄子」がおいしい。バター醤油で、肉厚な茄子の食感を楽しむ「茄子のステーキ」もおすすめです。

皆さんはどんな食べ方が好きですか?

レポート:ひつじ

北六甲台小学校5年生の稲刈り体験(学童農園)

学童農園で学ぶ農業の一歩 ~ 北六甲台小5年生の稲刈り体験

子どもたちが農作業に親しみ、農業に対する理解と認識を深めることを目的として西宮市が実施している「学童農園」事業。毎年取り組んでいる北六甲台小学校では5年生が体験学習として田植えと稲刈りを行なっている。

2025年10月15日、山口町で農業を営まれる岡さんの指導の下、北六甲台小学校5年生の皆さんの稲刈り体験が行われた。

秋晴れのもと、黄金色の田んぼで稲刈りを体験

「北六甲台小学校」の小さな札が立てられた田んぼ。岡さんは朝から稲木(いなき)を建て、準備をしていた。9時になると、生徒たちが到着。

5月の田植えから暑い夏の間も田んぼを見守ってくれた立て札
子ども達が植えた苗を立派な稲に育ててくださった岡さん。この日も朝早くから稲木を建てて準備。本当に頭が下がる

「すぱっ、と一気に刈るのではなく、鎌をゆっくりギコギコと動かして、慎重に刈ってください。刈った後の稲は、大体これくらいの太さにまとめて縛ってください」と、引率の先生の脚を稲の束に見立ててひもで括って見せるなど、真剣な中にも笑いを交えた岡さんの説明。そのあと順次、田んぼに移動して稲刈りが始まった。

先生の足を稲の束に見立てて説明。笑いを誘いながらわかりやすく
真剣な表情で説明を聞く生徒たち。まさに生きた学習

慣れない鎌を持って、稲を刈る。そして束ねて括って、稲木に掛けていく。春に自分たちが植えた田んぼで、作業が進む。また、秋を迎えた田んぼには、カエルやモグラ、昆虫などの生き物もいっぱい。それらを捕まえたり、横道に逸れつつも1時間ほどで稲は刈り尽くされた。

上手に刈れたかな。束ねるのも一苦労。でも楽しそう

「いま何時かわかりますか。まだ10時過ぎです。これまで遅かったときは、11時を回った年もありました。これはみなさんどうですか。そう、優秀だということです」と、岡さんから褒められて喜ぶ生徒たち。岡さんの敷地で育った甘柿をそれぞれ4個ずつもらって、笑顔で学校に帰っていった。

稲木にかけて約2週間乾燥。田んぼの隣にはたわわに実った柿。美しい日本の秋の風景だ。

田植えから稲刈りまで。岡さんの田んぼでの体験学習は、今年を最後に一区切り。今年は脱穀した後の藁を肥料にすることがないため、この先その藁を使った注連縄づくりなども計画されているようだ。

半年前に植えた小さな苗がこんな立派な稲穂に。おいしいお米を食べるのが楽しみ。

5月、慣れない水田で泥だらけになって植えた稲を、生徒たち自身が今回刈り取って束ねた。これから稲木で二週間乾燥したのち脱穀された玄米は、その後全て生徒に配られるのだという。自ら作った米を食べたという経験は、この先きっと得がたい想い出として残っていくだろう。

田植え体験の記事はこちら➡

レポート:スタッフ

炊飯器で炊いたふかふかのさつまいも

炊飯器でふかすだけ!ほくほく甘い「さつまいも」

秋の味覚といえば、やっぱり「さつまいも」。直売所にも並びはじめましたね。ほくほく甘くて、子どもから大人まで人気の味です。
レンジや蒸し器でもおいしく調理できますが、実は「炊飯器」を使うと、手間いらずでしっとり甘い“ふかしいも”ができるんです。

皮ごとよく洗って炊飯器にならべたさつまいも
重ならないように並べて100ml程度の水を加る

皮ごとよく洗ったさつまいもを炊飯器に入れます。大きい場合は内釜に入るように半分に切ってください。

水100ml程度を入れ、通常の「炊飯モード」でスイッチオン。
こんなに少ない水?と思うかもしれませんが大丈夫です。水を少なめにすることで、しっとり&甘みが凝縮されます。

炊き上がったら竹串をさして、スッと通ればできあがり。少し固いようなら、もう一度「保温」で10〜15分置くとよいでしょう。

さつまいもの皮には、食物繊維やポリフェノール(アントシアニン)が多く含まれています。
腸内環境を整えたり、抗酸化作用で美肌にも◎。炊飯器でふかすと皮までしっとりして食べやすいので、ぜひ皮ごと味わってみてください。

さつまいもでポテサラ

さつまいもで作ったポテトサラダ
じゃがいもの代わりにさつまいもでも美味しいポテトサラダに

できたてのふかしいもは、そのままでも絶品ですが、つぶしてマヨネーズで和えた「さつまいものポテトサラダ」もおすすめ。きゅうりやハムなど、お好みで。レモン汁を加えると爽やかで箸が進みます。

西宮で楽しむ「さつまいも掘り体験」

西宮市内には、毎年秋にさつまいも掘り体験ができる農園があります。
家族で土に触れながら、秋の収穫を楽しんでみませんか?

西宮の芋掘り体験農園はこちら➡

レポート:べじこ

西宮市農業祭2023年のようす

農業祭中止のお知らせ

令和7年度西宮市農業祭(農産物品評会及び即売会)の開催に向けて検討を行ってまいりましたが、運営の人員不足などの課題があることから、大変遺憾ながら止む無く中止することとなりました。
来年度以降改めて開催できるよう検討を進めてまいります。
何卒ご理解を賜りますようお願いいたします。

(西宮市農業祭等実行委員会)