JA兵庫六甲 甲東支店と西宮営農支援センターは、西宮市立甲東小学校5年生とその保護者を対象に稲刈り体験を行いました。
この取り組みは、都会に暮らす子どもたちが農に触れ、農業の大切さを学ぶことを目的に、ふれあい水田の会の主催で毎年行われています。
児童と保護者達は、5月、同JA、同会の指導で苗植えを行いました。
10月4日、同JA西宮営農支援センターの営農相談員・同ふれあい水田の会会長から稲の生育と収穫、精米までの過程、鎌を使った稲刈りの方法について学びました。
稲刈りの方法を学んだ児童らは10月9日、同地区の田んぼで横一列に並び、穂の重みを感じながら株元から刈り取っていきました。
児童は「実際にやってみると大変だったけど、思っていた以上に楽しかった。また、稲刈りをしてみたい」「鎌を使うのも稲を刈るのも初めて。緊張もあったけれど楽しくなってどんどん刈り取りました」といった声が聞かれ、実りの秋を体験する一日となりました。
参加した保護者からも、「子供達と一緒に田植えから稲刈りまで、他の学校では経験できないことができ、心に残る思い出ができました」と話してくれました。
同支店の北川順一支店長は「街中の子どもたちが、身近な場所でお米が生産されていることを知り、農業の大切さを実感してもらえる機会になってほしい」と話します。
総合学習は今後も続き、今回収穫した藁を使って縄ないとリース作り、収穫したもち米を使って餅つき体験などが予定されています。